全自動で儲けられる「リピート型取引」のナンバーワンは結局どれなの?
ループイフダンという自動取引システムを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
どうも、システムが自動的に稼いでくれるようだけど、一体どういう仕組みなの?と思っている方も多いと思います。
このループイフダンをはじめ、iサイクル2、トラッキングトレードなどの自動取引を総称して「リピート型取引」といいます。
リピート型取引を一言でいうと、
「ポジションを持ち続けるのではなく、システムが自動的に、一定の値幅の中で何十何百の売買を繰り返し、微細な利益を無数に積み上げてどんな小さな値動きも拾ってお金に変える」
というものです。
(一言が長げぇ!)
詳細はこんな感じです!
まず、普段私たちが自分の裁量(自己判断)でやっているのが、トレンド重視の裁量取引です。
出典:FXブロードネット
上の図のような経験、FXを長くやっている人ならありますよね。
買おうか買うまいか迷っているうちに「ドンッ」と上がってしまう。
遅れて買ったときにはトレンドは終わっている。
いくら待ってももうそれ以上は上がらない。
とくにコロナ禍の現在は、まったく方向感のない行ったり来たりのチャートが続いています。
「コロナだからやることないわー、FXでもやるか」⇒
で、この方向感のない相場に資金を削り取られた人もずいぶんいるんじゃないでしょうか?
その点、トラッキングトレードやループイフダンなどの高速回転、微利益積み上げ系の「リピート型」と呼ばれるトレードシステムは、この「行ったり来たりのレンジ相場」に強いです。
出典:FXブロードネット
1日中目を充血させて歯ぎしりしながらチャートを見ている僕のような人間には本当によく分かりますが、トレンドなんて一瞬です。
大抵トイレ行ってる間に終わっています。
レンジ相場が8割というのは大げさではないでしょう😔
それにトレンド重視取引は、待っている時間も長い。
いつもポジションを持って待っている間に大きく上げ下げしたりして、「ああ、下で買い直したい!!一回利確しておけばよかった!!!」と、損をしている気分になります。
トラッキングトレードは、そんな『ただ黙って見ているしかない無意味な上げ下げ』を拾ってお金に換えてくれるシステムです。
リピート型取引では、↓こんな風に「行ったり来たり」を予測して、先回りして罠を仕掛けるように待ち構えるスタンスを取っています
出典:FXブロードネット
では、ここからが本題です!
結局どのリピート型取引が儲かるのか?
2020年7月1日現在、結局どのリピート型取引が一番利益を出しているのか、利益率で確かめていきたいと思います!
比較のポイント
- 一ヶ月間の決済損益(pips)ランキングを比較
- 一回の約定数量が1万通貨の場合の利益金額を算出
※一か月間(一ヶ月間がランキングの最狭範囲)のランキングを取り上げる理由は、「今一番勝てている通貨ペア」以外は意味がないからです。
例えば、半年間ランキングなんかを見た場合、今は勝てていないのに半年前の貯金でランキング上位に居座っているだけ、という場合がほとんどです。
本当は一週間ランキングがほしいですが、今のところどの証券会社にもありませんね…😔
※トラリピ(トラップリピートイフダン)はリピート型取引ですが、自動売買の銘柄セレクトがなく、したがってランキングもありません。
通貨ペアも売買方向も自分で選び、その他損切りライン等もすべて手動で設定しなければなりません。
私もあなたもそんなことして利益が出せるわけがないので、トラリピは省いています。
【ループイフダン】1ヶ月利益:4,580pips(EUR/JPY)
ループイフダンは、アイネット証券が提供するリピート型自動取引システムです。
まずは直近一ヶ月のランキングをご覧ください!
EUR/AUDのS(売り)が上位を独占しているように見えますが、実はそうではありません!
EUR/AUDはどちらも外国通貨なので、最終的に円で利益をもらうときは、AUD(豪ドル)の円貨レートに換算した値段になってしまいます。
同様に、EUR/GBPの場合はポンドの円貨レートで、USD/CADの場合はカナダドルの円貨レートで支払われる、といった具合に、
通貨ペア〇〇〇/△△△の、後半の「△△△」の円貨レートで支払われます。
そのため、豪ドルは現在73円なので、支払われるときは0.73倍された金額を受け取ることになります。
これは、見た目よりも稼げていないということになります。
では実際に計算してみましょう!
ポイント
【対円通貨の場合】 決済損益pips × 0.01 × 取引数量
【外国通貨同士の場合】 決済損益pips × 0.0001 × 取引数量 × 円貨レート
pips利益ランキング1位、EUR/AUDの1か月間の決済利益4972.1の場合
4972.1pips×0.0001×10000※×73=36,2960円の利益
※ループイフダンは1取引1000通貨に設定されていますが、一回の取引量を「10」に設定すると、1取引につき1万通貨を購入してくれます。

↑ここの数値を変えることで、1取引で購入する通貨量を変更できます。
pips利益ランキング8位、EUR/JPYの決済利益4,580pipsの場合
4580pips×0.01×10000=458,000円の利益
実は、8位の方が多く稼げていたんですね。
外国通貨同士のペアの場合、この点に注意です。
逆に、外国通貨同士のペア〇〇〇/△△△の、後半の「△△△」の円貨が高い通貨の場合(ポンドとかユーロ)、思ったより稼げていることがあるので得した気分になることがあります笑
【iサイクル2】直近1ヶ月利益:3,394pips(AUD/JPY)
iサイクル2は、外為オンラインが提供する自動売買システムです。
iサイクル2の特徴はといえば、トレンドを読んで「買」と「売」を自動で切り替えてくれることです。
ループイフダンもトラッキングトレードも、例えば一度「売り」でセットしたら、トレンドが変わった場合システムを停止してセットし直さなければいけません。
トレンドの転換に気づいてからシステムを停止してセットし直すまで、自分で気づくにはやはりいくらかのロスが生じます。
これをいち早く察知してくれるのがiサイクル2なので、比較的損失が出にくいシステムと言えるでしょう!
その代わり、iサイクル2の注文画面は見にくいです。
注文方法、システム停止方法も分かりにくいです。
かぶトマトは、システム停止画面を見つけるまで10分かかりました笑
iサイクル2一ヶ月ランキング一位の「AUD/JPY 3394pips」を1回1万通貨で取引した場合の月間利益は
33,9400円
です!
【トラッキングトレード】直近1ヶ月利益:6,045pips(AUD/JPY)
トラッキングトレードは、FXブロードネットが提供するシステムです。
トラッキングトレードの一ヶ月損益ランキングは以下のようになっています!
一位はAUD/JPYの買いですね。
1約定1万通貨で計算すると、1ヶ月の利益は、
604,500円
ですね!
まとめと結論
リピート型取引で今一番儲かるのはどのシステムか!?
以下がまとめです!
【1ヶ月間の利益】
★1位 トラッキングトレード: 604,500円
2位 ループイフダン: 45,8000円
3位 iサイクル2: 33,9400円
※1約定1万通貨で1ヶ月間運用していた場合
現在一番儲かるリピート型取引システムはトラッキングトレードということが判明しました。
もちろん、このランキング1位のシステムを10個起動すれば(もしくは、一回の取引数量を10倍にすれば)、儲けは10倍になるし、100倍にすれば儲けも100倍になるわけです。
どれくらいの予算が必要?
では、一体どれくらいの予算があれば、この状況を再現できるのでしょうか?
実際に使ってみて気づいたことは、トラッキングトレード、ループイフダン、iサイクル2のどれに対しても言えることですが、「最大ポジション数(同時に保持するポジションの最大数)」が20であっても50であっても、一度に保持しているポジションは1システムにつき1~3つ、多くても5つに過ぎない」ということです。
いつ見ても5つを超えていることはありませんでした。
トラッキングトレードのポジション
ループイフダンのポジション
iサイクル2のポジション
つまり、極言すると
「1万通貨持つのに必要な資金が5万円と考えた場合、25万円以上あれば5つのポジションを持つことができる。
証拠金に余裕を持たせることを考えて50万円程度あれば再現できる」
ということになります。
だって、はっきり言って100万円で1システムを起動しても、全然注文してくれないから、100万円の大部分は仕事してない「しに金」になってるんですもん。
もっとも、証拠金を十分用意することはとても大事なことです。
証拠金なんてなんぼあってもいいですからね!
この「いくら投資すればいくら稼げるか」というところは、今後レポートにしていきますよ。
(ループイフダンレポはすでに始めていますが、トラッキングトレードとiサイクル2の実践レポートも始める予定です!)
まとめとしては、現時点で一番稼げるシステムはトラッキングトレードということですね。
ただし、各システムの出来高は目まぐるしく変わっていますので、すべての証券会社に口座を持っておくことをおすすめします!